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ドッキング型の B5 ノートを探したら Compaq ARMADA M300 (Pen-III 600) が 3 万円で売っていたので それを買うことにしました。 案の定バッテリーが死んでいたので、新品の大容量バッテリー(16,000 円) を買いました。 合計で 46,000 円となり、結構な出費ですが、新品の B5 ノートは最低でも 10 万円はするので Web と Mail だけを使うのであればこれで十分でしょう。 ARMADA M300 は頑丈そうな作りで気に入っています。
また、無線 LAN カードと アクセスポイントのセットは NETGEAR WGB511BJP (5,800 円)を買いました。 選択の理由は PC-Success で一番安く売っていたからです。
余計な出費を抑えるため、OS は Linux を利用することにしました。
インストールはいたって簡単で、iso イメージをとってきてインストールするだけです。
具体的な手順は、以下の通りです。(簡単に書きますので、やり方がわからないときは Google に聞いてください。)
まず、自分の無線 LAN カードが Linux に対応しているか Google に聞いてみるのが良いでしょう。 NETGEAR WG511A は ndiswrapper というエミュレータを使うと Windows 用のドライバーを用いて Linux 上で動かせる ということを Google 君から教わりました。 ndiswrapper をインストールするためにはカーネルソースに含まれる fixdep というプログラムが 必要です。 手順は以下の通りです。
$ su
# /sbin/installpkg kernelsrc-2.6.15.7-noarch-P2.tgz installpkg は Plamo のパッケージインストール用ソフト
$ tar xzvf ndiswrapper-1.16.tar.gz $ cd ndiswrapper-1.16 $ make $ su sudo が使えたら # make install sudo make install
# /usr/sbin/ndiswrapper -i WG511v2.INF
# /usr/sbin/ndiswrapper -l 確認
wg511v2 installed
# /usr/sbin/ndiswrapper -m
Adding "alies wlan0 ndiswrapper" to /etc/modprobe.conf
alias wlan0 ndiswrapper
wlan0,default,*) INFO="wlan0 default" DHCP=y PPPOE=n GATEWAY=+ DNS=+ ;;
wlan0
wlan0 -m
case "$ADDRESS" in wlan0,*,*) INFO="My wireless LAN" * NICKNAME="WLAN" * ESSID="MY_ESS_ID" * NWID= MODE="Managed" FREQ= CHANNEL= SENS= RATE= KEYS="My key" * RTS= FRAG= IWCONFIG="key open" IWSPY= IWPRIV= WEP="open" WEP_KEYS="+s:aaaaaaaaaaaaa s:bbbbbbbbbbbbb s:ccccccccccccc s:ddddddddddddd" * ;; esacWEP_KEYS は複数設定可能。's' は文字列で設定するという意味。16進数で設定する hex オプションもあるがやり方がわかりません。 '+' はこのキーを使うという意味。
紫藤のアクセスポイント (WGR614B) は 16 進数表示しか受け付けないので、文字列を hex にする簡単な python スクリプトを書きました。
#! /usr/bin/env python
KEYS=('aaaaaaaaaaaaa', 'bbbbbbbbbbbbb', 'ccccccccccccc', 'ddddddddddddd') # 13 characters
for key in KEYS:
str = ''
for c in key:
str = str + "%02X" % (ord(c))
print str
# /sbin/ifctl wlan0 upとすれば、使えるようになります。カードを抜く前に
# /sbin/ifctl wlan0 downとすることをお忘れなく。
複数のアクセスポイントにつなぐときはそれぞれの接続方法を wireless.conf と network.conf に書き、netscheme コマンドで切り替え可能です。
これで何とかつながりました。 Gnome の Network Tools で見たところ、リンクスピード 54 Mbps となっていたのでちゃんと IEEE802.11g で認識されているみたいです。 ここに書いたことが最善手かどうかはわかりません。 WPA も使えるみたいですが(追加のソフトをインストールする必要あり)、 個人宅では WEP で十分でしょう。念のため、ステルスモードと MAC address フィルタリングをかけときました。
カードによってはカーネルでサポートしているもの、 madwifi が使えるものなどがあり、設定方法がそれぞれ異なっています。 Google で調べてみてください。 また、Plamo Linux Expert という本も大変参考になりました。 Plamo Linux はマイナーなディストリビューションなので web 上には断片的な記事しかありませんでした。 この本が唯一のまとまった解説書であり(それでもかなり断片的ですが)この本無しでは無線 LAN は使えなかったでしょう。 この本は Plano 4.0 用の内容ですが、4.2 でも十分使えます。
./configure make sudo make installでインストールできます。
Plamo Linux は不親切といえば不親切なディストリビューションですが、その分軽いので 古いマシンを動かすときに重宝します。 また、日本語環境が整っているのもありがたいです。
あとは気が向いたときにフォントをインストールして Yahoo Game がちゃんと表示されるようにするだけです。
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